皆様こんにちは、青森マツダ弘前店です。

突然ですが、『ククサ』ってご存じですか?
北欧フィンランドで古くから伝わる、白樺のコブをくり抜いて作る手作りマグカップのことなのですが、
この『ククサ』を贈られた人は幸せになる と言い伝えられているそうです。

 

私がこの『ククサ』の存在を知ったのは昨年から個人的にキャンプにハマり、
色々とギヤを物色していたときのことです。
『ククサ』を自作している動画が数多く紹介されていたのでそれを閲覧しているうちに、
元々DIY好きで『MAZDAのものづくりDNA』にも共感している私としては、
血湧き肉躍った結果「よし、俺も自作するぞ!」となったわけです。
その後どんな種類の材にしようかとリサーチしたところ、ヒノキが一般的だったので第一候補とし、
あとは青森だからヒバ材もいいかな?なんてことを考えているときに閃きました!
オイオイ待てよ~ここは青森県、リンゴの生産量が日本一ではないか!
そこに暮らす人間としてリンゴの木を使わずにどうする?
そんな流れで今回の『ククサ』作りのチャレンジに至りました。

使用した部材ですが、私と似た趣味を持つ弊社の代表者が入手したものを御裾分けしていただき、
丁度コブのような部分を選んで作業開始です。
主に使用した道具は、ノコ、ノミ、フックナイフ などです。
なるべく電動工具は使用せずに、フィンランドの伝統工芸を目指します。

 

 

知ってますか?
リンゴの木って堅くて加工し難い材料なんですって。
事前に調べて覚悟をしていたつもりですが、ノコで切断するのに30分かかりました(汗)

 

次に樹皮を剝きます。
皮はまだジューシーで、気のせいかな?リンゴの果実の香りがしました。

 

ザックリと目指す形を描き、ノミで削って行きます。
まぁ骨が折れますが、完成した暁にはキャンプに持参し、スコッチを注いで岩木山を見ながら呑むことを夢見、
何とか彫り進めて行きます。

 

ようやく形になってきました。

 

そして、いよいよカップの内側を削って行くのですが、これを底までと思うと、何か気の遠くなるような・・・
誠に残念ですが、ここで文明の利器にご登場いただきました。

 

まだまだ粗削り状態ですが、ここで日没を迎えましたので作業の中断による乾燥割れの防止と、
何となく乾燥させた方が削りやすい気がしましたので、YouTubeで見た『塩ゆで』をやってみます。

 

少しの時間でアクのようなものが出てきて、鍋の中はすぐに真っ黒です。
このあと暫く煮込んで乾燥させ、次週以降に作業再開予定です。

進捗がございましたら、またこのHP上でご紹介させていただきますので、ご覧いただければ幸いです。

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