エンジンオイル

役割
潤滑作用 回転軸受部、シリンダーなどの摩擦部分に油膜を作ることにより、摩擦をおさえ、焼き付きを防止します。
冷却作用 燃焼や摩擦によって高温にさらされるエンジンの熱を、エンジン各部を循環するオイルが吸収し外部に放熱します。
密封作用 ピストン、シリンダー間に出来る小さな隙間を油膜が塞ぐことで、圧縮・燃焼ガスを燃焼室内に密封し、出力のロスを防止します。
清浄作用 エンジン内部に付着したスラッジ等の汚れを洗浄し、エンジン内部をクリーンに保ちます。
応力分散作用 油膜の形成によって、歯車やベアリング部分等が受ける衝撃を緩和し、振動や異音の発生を抑えます。
防錆作用 金属表面に油膜をつくり、水蒸気や不完全燃焼により発生する酸化物を中和し、エンジン内部の錆を防ぎます。
マツダ純正エンジンオイルの特徴
  • エンジンにベストマッチ
    →SKYACTIV-Gエンジンの新車充填オイルとして採用されており、エンジン性能を効率的に引き出します。特に燃費の気になる方にお勧めします。
  • 省燃費で経済的(0W-20)
    →GF-4よりさらに省燃費性を追及した新世代環境対応型エンジンオイルです。
  • 安心のクリーンオイル
    →最新の省燃費規格ILSAC GF-5とAPI規格SN(2010年設定)に合格した最高グレードのエンジンオイルです。
ノンメンテナンスによるトラブル
  • 潤滑性能の低下により油膜切れを起こし、最悪の場合エンジンが焼き付き動かなくなります。回転部分では摩耗が進み、異音が発生します。
  • 清浄性能の低下によりエンジン内部にスラッジがたまり、最悪の場合エンジン内部のオイル通路を塞ぎエンジンを焼き付かせます。
  • 粘度の低下により応力分散性能が低下し、エンジンの作動音が大きくなります。
交換の必要性

エンジンオイルは、使用しているうちに砂ぼこり、金属摩耗粉などの不純物の混入や燃料が燃えた時に発生するススや水分の混入、未燃焼燃料の混入、添加剤の消耗などにより次第に性能が低下していきます。
その結果、スラッジなどの堆積物が発生し、エンジンの摩耗が進行し、場合によっては焼き付きも起こします。
不純物の混入や添加剤の消耗は、どのような高級オイルでも避けることができず、エンジンをトラブルから守るためには定期的な交換が必要です。
特に短距離走行(8km/回以下)の繰り返しをされる運転の仕方は、エンジンオイルにとって最もシビアコンディションとなります。
それはエンジンが暖機されないことによって、オイル中に水分や未燃焼燃料が混入し易くなり、オイルが化学反応を起こしスラッジ化する為です。
従ってエンジンオイルの交換は走行距離だけでなく使用期間も考慮することが必要です。
また、オイルはエンジンの燃焼時に消費したり熱で蒸発したりして、確実に減っていきますので定期的な油量確認が必要です。

エンジンオイル

エンジンオイルには、品質で分ける「API分類」、「ILSAC規格」と粘度で分ける「SAE分類」とがあり、いずれも車の使用条件や使用地域に適合するエンジンオイルを選択する上で大きな目安となります。

  1. 品質分類
    1. API分類
      1947年にアメリカ石油協会(America Petroleum Institute)によって初めて設定され、どの様な運転条件に耐えられるかを判断するためのグレード規格です。
      ガソリン用の「S」、ディーゼル用「C」があり、現在、最高グレードはガソリン用が「SN」、ディーゼル用が「CF-4」となっています。SD以下、CC以下はほとんど使用されていません。
      ガソリン車 SN 2010年に設定されたエンジンオイル規格です。これまで一番厳しい規格であったSM規格よりも、省燃費性能、オイル耐久性、触媒システム保護性能の改善が求められる。省燃費性能はSM規格対比0.5%以上の改善。オイル耐久性はデポジットの発生をSM規格対比14%以上改善。触媒システム保護性能の改善は触媒に悪影響を与えるリンの蒸発を20%までに抑制することが求められる。
      SM 2004年に設定され、SL省燃費性能の向上、有害な排気ガスの低減、エンジンオイルの耐久性を向上させた環境対応オイル。またこれまで試験の無かった劣化油の低温粘度を計る試験が追加され、低温流動性、酸化劣化に優れたベースオイルを使用する必要がある。
      SL 2001年に設定されたエンジンオイル規格です。SJに比べ、高温時におけるオイルの耐久性能・清浄性能・酸化安定性を向上すると共に、厳しいオイル揮発試験に合格した環境対策規格です。
      SG 1989年式以降のガソリン乗用車、バン、軽トラックに適用。SG油はAPIサービス分類のCC級(ディーゼル用)の性能も含み、以前の等級に比べてオイルの不純物が付着するデポジット、酸化、摩耗、さび、腐食などの防止に対しさらに高い性能が要求されています。
      ディーゼル車 CF-4 1991年12月に設定され、苛酷な条件で運転されるディーゼルエンジン用で、CEよりオイル消費抑止性とピストンデポジット抑止性が向上しています。(大型車を主とした規格)
      CF 基本的に要求項目はCDと同じだが、評価エンジンを新しくしたもの。(建設機械を主とした規格)
      CE 1983年以降製造のヘビーデューティの過給ディーゼルエンジンで低速高荷重と高速高荷重で運転するものの両方に用います。CD級よりさらにオイル消費性能、デポジット防止性能、スラッジ分散性能を向上させたもの。(大型車を主とした規格)
      CD 高速高出力運転で高度の摩耗およびデポジット防止性を要求する過給ディーゼルエンジン用。広範な品質の燃料を使用する過給ディーゼルを満足させる軸受腐食防止性及び高温デポジット防止性が必要です。 ※日本で製造販売されているディーゼルエンジンオイルのほとんどは、建設機械や大型車に限らず使用できる性能を有しています。
      日本特有のディーゼルオイル規格
      APIはアメリカ市場に主眼を置いた規格であるため、日本市場(のディーゼルエンジン)にそぐわない規格となってきました。そこで日本市場に適応する規格としてJASOエンジン油規格普及促進協議会が、DH-1(大型車を主とした規格)、DH-2(排ガス規制対応大型車用)、DL-1(排ガス規制対応小型車用)が設定されました。なお、DL-1は他規格オイルと全く規格が異なります。DL-1指定車に他規格オイルを用いた場合、故障の原因となりますので、車両指定のオイル規格をオーナーズマニュアル等で確認した上でオイル交換を行なって下さい。
    2. ILSAC(国際潤滑油標準化認定委員会)分類
      日米の自動車工業会が認定したエンジンオイル規格です。現在「GF-3」が最新規格で、API規格SJの能力よりも厳しい省燃費性能エンジン試験に合格しています。API規格SLとILSAC規格GF-3の主な違いは、ILSACは燃費改善を要求項目に入れている点です。
      GF-3 2001年7月から市場導入。省燃費性能の測定が、初期値(16時間)だけでなく、96時間後のデータも規定されています。API SL+省燃費性能に相当しています。
      GF-2 1996年10月から市場導入。触媒被毒性・ろ過特性・消泡性についてGF-1より高い性能を有します。API SJ+消燃費性能に相当しています。
      GF-1 1993年8月から市場導入。消燃費・触媒被毒性を考慮。API SH+消燃費性能に相当しています。
  2. 粘度分類(SAE分類)
    米国自動車技術協会(Society of Automotive Engineers)によって設定された、どのような環境(季節や温度)で使えるかを判断するオイルの粘度を表す記号です。粘度番号でオイルの適応外気温度の範囲が分かります。Wの前の数字は氷点下になったときの粘度を示し、数字が小さいほど低温時の始動性に優れています。Wのついていない数字は100℃に加熱したときの粘度を示し、数字が大きいほど高熱に耐えられる性能を持っています。
    表示例 : 0W-20、5W-20、5W-30、10W-30 等
交換の目安
オイル交換
  • 日常点検時に点検(量)
  • 定期点検時に点検(漏れ、汚れ)
  • 快適にご使用いただくため早めの交換をお勧めします。

車種や使用状況により交換時期が異なりますので、詳しくは、店舗スタッフにご相談ください。


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